坂東三十三観音・二番/岩殿寺 in 逗子
2009.05.10 Sunday 23:09
坂東三十三観音めぐり、二箇所目は神奈川県・逗子にある「岩殿寺(がんでんじ)」です。
JR横須賀線・逗子駅から徒歩約25分。
賑やかな駅前と反対側の改札を出て左方向に電車に沿って道を歩き、
途中細い路地を右折。住宅街奥の静かな場所にあるお寺です。
お寺までの道はわりと単純ですが、途中細い路地に曲がる角には地味な
看板しか出ていないので、通り過ぎないように注意したほうがよいかも。
山門をくぐると、長い石段が登場。
日頃の運動不足がくやまれる瞬間…。
石段を登りきると境内に観音堂があります。
又、明治時代の文豪・泉鏡花にゆかりのあるお寺で、境内の一角に
鏡花が寄進した池もあり、自然と静かな気持ちになる雰囲気。
観音堂の裏手には山の一部をほって作られた奥の院があり、
お寺の名前の由来になっているそうです。
結構長い石段を登るので、境内からは逗子の街が一望できます。
写真だと少しわかりづらいですが海も見えました。
横浜からそう遠くないのですがこうしてみると、
逗子は山も海もあって自然の多い土地ですね。
鎌倉のお寺に比べれば週末でも参拝に来る方も
少なく、境内の静かな雰囲気にひたれるお寺。
個人的には石段登って、こういう眺望の良い場所にくると
ついつい遠足気分がよみがえってきておにぎりとか食べたくなる気分でした…。
All photo by Joshia Shibano
●坂東三十三観音:二番「岩殿寺(曹洞宗)」
養老5年(721年)徳道上人が創建。
鎌倉時代の書物、「吾妻鏡」の記録からは源頼朝が参拝したお寺としても知られる。
現在の観音堂は享保13年(1728年)に建てられたもの。
ご本尊は十一面観世音菩薩。
JUGEMテーマ:神社仏閣